焼酎の豆知識
焼酎の名前の由来
焼酎の「焼」という文字は、モロミを加熱、沸騰させて作る、という、蒸留酒の基本的な作業を指しています。中国語では蒸留酒を、「焼酒(シャオジュウ)」と表現しています。
また、「酎」は、“強い酒”の意味で、日本では「焼酒」と「焼酎」の二語が混同されていましたが、18世紀頃から「焼酎」という表現が定着した、とされています。
焼酎はどんなお酒?
焼酎は、アルコール発酵したモロミを加熱、沸騰させて、アルコールに富んだ蒸気を冷却して回収した「蒸留酒」です。
ウイスキーやブランデー、ウォッカ等と同じ「蒸留酒」の仲間ですが、原料や製造過程における処理の違いにより区別されています。
焼酎の種類
焼酎「甲類」「乙類」の違い
連続式の蒸留機で蒸留され、アルコール分36度未満のものを「焼酎甲類」と呼びます。
甲類に対して、「焼酎乙類」があります。乙類とは、単式蒸留機で蒸留され、度数45%以下のもののことを言います。
「甲類」「乙類」は、等級で分けているのではなく、製造上の違いにより分けられています。
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| 甲類
| 乙類
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| 原料 |
デンプンを含んだ穀類 |
米 + 米こうじ + そば、いもなど |
| 度数 |
36度未満 |
45度以下 |
甲類
連続式蒸留機で蒸留され、アルコール度数36度未満のものをさします。
蒸留を繰り返すと、アルコール度数は96度ほどになりますが、これを行うのが連続式蒸留機で、 そこで出来た純度の高いアルコールを水で36度未満まで薄めたものが「甲類焼酎」です。
味は、すっきりとしていて丸味があり、 お茶やジュースなどで割っても美味しく飲めます。果実などを漬けたりもできます。
乙類
単式蒸留機で蒸留されたアルコール度数45度以下のものをさします。これは、「旧式焼酎」とも呼ばれ、古くから作られている、昔ながらの製法です。
甲類の方法とは違い、澱粉質原料(イモ類、穀類)や、等質原料(黒糖など)を発酵させ蒸留したもので、原料の風味が焼酎に現れます。
焼酎乙類は、「本格焼酎」とも呼ばれ、沖縄県特産の焼酎は、特に「泡盛」と呼んでいます。
米焼酎
原料は主にタイ米が一般的に使用されています。 伝統的な製法による米焼酎の風味は、まろやかでなめらかな味わいが特徴です。
厚みがあり、輪郭のはっきりした構成を持っています。 最近は軽快なソフト風味の製品が好まれるようで、製品もそれに対応したものが多いようです。
そば焼酎
そばは発酵力が弱いため単独で仕込みにくく、したがって麦や米と混ぜているものなど造り方は様々です。 組み合わせパターンが豊富なので味わいも多彩です。
そば焼酎の風味は、そば特有のフレッシュな香りと軽快な丸みがあります。そば殻のような香ばしい香りを感じさせます。 透明感のある酒質、軽快でドライな苦味成分が特徴です。
芋焼酎
焼酎用として用いる芋は大きく、皮が白くデンプン含量の多い品種です。 芋焼酎は蒸し焼きにしたサツマイモの芳香があり、原料の特徴がそのまま製品に表われています。
水またはお湯と焼酎をどの割合で混ぜても風味のバランスが崩れない特徴があります。
麦焼酎
原料は大麦を使用しています。大麦は六条大麦や二条大麦が使用されていますが、 現在では二条大麦が主体です。麦焼酎はすっきりとしたドライのものが多く麦こがしのような 軽く香ばしい香りを持ち、軽快でさえのある辛口タイプが多いです。
焼酎の保存
焼酎は、ビールやワイン、日本酒などの醸造酒のように、糖分、アミノ酸などのエキスは含まれていません。そのため、エキスのない環境では、焼酎は腐ることはありません。
しかし、日光の当たる場所や、温度の高い場所などに保存した場合、風味が落ちますので、直射日光が当たらず、温度も高くならないような場所に保存してください。
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